慢性腎臓病患者はスタチンを服用すべき

HOME>腎臓/治療>慢性腎臓病患者はスタチンを服用すべき


英国国立保健医療研究所(NICE)によると、慢性腎臓病に罹患している患者は、致命的な心臓の問題を発症する可能性がより高いリスクに直面しています。
だから、スタチンのようなコレステロール低下薬を服用すべきであるとしています。

スタチンの有効性および副作用に関する何年もの医学的論争にもかかわらず、英国ではすでに800万人の患者が、心臓発作および脳卒中のリスクを減らすために、毎日この薬を服用しています。

長期にわたる腎臓の問題を抱えている多くの人々が、心血管疾患を発症することを分かっています。
これは、患者が致命的な心臓発作や脳卒中のリスクが高いことを意味しています。

スタチンの有効性は長期間にわたる安全性と同様に証明されています。
英国国民医療サービス(NHS)の指針では、成人の早期死亡の40%は、最大の原因が心臓疾患である為、スタチンの服用を推奨しています。

患者は、20mgの丸薬を最初に服用し、その後、これらの薬剤が無効であると証明されれば、より高い用量を提供すべきであるとしています。

慢性腎臓病は、血液や尿検査で診断することができますが、息切れや尿や足や手の腫れなどが症状の兆候となりますから、自己診断で早期発見にもつながります。

情報サイト:The Elegraph

スタチンは、血中から肝臓へのLDLコレステロール取り込みを促進する事により、血中LDLコレステロールを低下させると言う作用があります。
そして、総コレステロールの低下作用、LDLコレステロールの低下作用、HDLコレステロールの上昇作用、中性脂肪(TG)の低下作用があるとされています。

スタチン薬
商品名=メバロチン(有効成分=プラバスタチン)
商品名=クレストール(有効成分=ロスバスタチン)
商品名=ローコール(有効成分=フルバスタチン)
商品名=リピトール(有効成分=アトルバスタチン)
商品名=リポバス(有効成分=シンバスタチン)
商品名=リバロ(有効成分=ピタバスタチン)