肉食で腎不全発症リスク増加

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慢性腎疾患の患者は、肉食で腎不全を発症するリスクが高くなると言う研究発表がありました。

研究では、アメリカの国民健康栄養調査に参加した1486人の大人を対象に、中央値で14,2年追跡調査をしました。

その結果、高い酸含有量の食事を摂取した患者は、低い酸含有量の食事を摂取した患者よりも、腎不全を発症する可能性が3倍高い事が分かりました。

栄養は、腎機能も含めて健康の様々な態様に重要な影響を与えています。
過去の研究においても、慢性腎臓病患者は、腎不全の進行リスクに食事が大きく影響することが示唆されています。

この研究結果から、慢性腎臓病の患者は、酸が豊富な食事に注意を払い、果物や野菜の多い食事を心がけることで、透析治療がもたらす高コストと生活の質の低下を回避することが出来るとしています。

情報サイト:MNT

酸性食品とは、肉類、魚類、卵、砂糖、穀類ですが、落花生・ビール・白米・パン・チーズ・バターなども酸性食品です。
アルカリ性食品とは、野菜、果物、海藻、きのこ、大豆です。漬け物類(梅干し・たくあん)・ワイン・コーヒーもアルカリ性食品です。